メモ帳
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前回、ご紹介したこの映画で、日本・ロシア・ドイツ、3か国の軍服が出てきます。 ご存じの通り、軍服は、目立たない色を使っています。 いわゆる、保護色です。ちなみに、その反対を威嚇色(イカクショク)といいます。 保護色とは、カモフラージュの効果がある、周りに溶け込むような色のことです。 オダギリ・ジョー、チャン・ドンゴンが着ている日本の軍服はカーキ色です。 「カーキ」とは、「土埃」という意味。ヒンディー語の[khākī] (土埃色の)から派生しています。 カーキ色は主に軍服色を指します。軍服色は国や時代に よって違いがあり、今では黄土色、オリーブ色、ベージュもカーキ色に含まれています。 カーキ色を初めて軍服に取り入れたのはイギリス軍。 それまでのイギリス軍は派手な色を着用していました。 イギリス軍に限らず、西洋ではどこでも派手な色を着用して いたということです。 というのも、歩兵は敵を威圧するためと、指揮官が部隊を 識別しやすくするため。 この時の軍服は威嚇色だったんですね。 なぜ保護色から威嚇色になったかのかと言うと 銃の射程距離が伸びたことと、命中度が上がったことで、派手な色の軍服だと標的になりやすく なったということらしいです。 では、なぜカーキ色になったのか? それは、カーキ色のきっかけとなった、第一次ボーア戦争で、ボーア人がカーキ色の農作業服を 着ていて目立たず、勝利を治めたからのようです。 どんな経験も無駄にしちゃあいけませんね ※画像はお借りしたものです。
by com-com-sekai
| 2012-01-23 00:23
| 色について
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